Linux ワイルドカード 初心者メモ➀「*」と「?」
ワイルドカードってなんぞ?
トランプのジョーカーみたいな感覚で「あらゆる文字」に一致する記号と思って頂ければ平気だと思います。 私は以下のようなパターンで使うことが多いです。 ・拡張子(.txt等)を指定して表示したい。 ・ファイル名が「○○○○」で始まるものだけ表示したい。
今回の範囲
まずは、代表的な2つのワイルドカードを紹介したいと思います。 ➀アスタリスク「*」 ②クエスチョンマーク「?」
➀「*」は任意の文字列に一致する
アスタリスク「*」は、ファイル名およびディレクトリ名の「0個以上の任意の文字列」に一致します。
以下、参考例を記載します。
#ディレクトリ内のファイル
[root@test work]# ls
A.html AA.html AAA.html AAAA.html ABCD.html test.html test.jpg test.png
#拡張子「.html」の物を表示
[root@test work]# ls *.html
A.html AA.html AAA.html AAAA.html ABCD.html test.html
②「?」は任意の一文字に一致する
クエスチョンマーク「?」は、ファイル名およびディレクトリ名の「任意の一文字」に一致します。 「?」を複数個繋げることで、その数の任意の文字とすることができます。 以下、参考例を記載します。
#ディレクトリ内のファイル
[root@test work]# ls
A.html AA.html AAA.html AAAA.html ABCD.html test.html test.jpg test.png
#Aから始まり、任意の三文字が続く 拡張子「.html」の物を表示
[root@test work]# ls A???.html
AAAA.html ABCD.html
おわりに
若いうちに学んだことを残しておけば、 「いつかどこかで後輩の役に立つかも!」と思い試しに書いてみました。 少しでもお役に立てたなら幸いです。 次回:Linux ワイルドカード 初心者メモ②「*」と「?」で「*」と「?」の組み合わせを試します。